2013.05.11
こんにちは!
NPO法人学生ネットワークWANです!
昨日12月11日(火)に
第3回特別CANPASS→を開催しました!
今回のテーマは『社会で活躍する“成長し続ける人材”ってどんな人?』ということで、
実際に働いて活躍し、成長する人はどんな人なのかを考え、知って欲しいと思い企画しました!
今回は講師に株式会社三好不動産より3名の方にお越しいただきました。
社長室次長 松本茂規様
総務部課長代理 湯村輝昭様
総務部 高林恵様
のお三方です。
今回の特別CANPASS→でもっとも重要なキーワードは3つ
〇自ら行動できる人材であるか
〇性格は変えられないが行動は変えられる
〇働くという覚悟があるか
第1部パネルディスカッションは、質問した内容について、
お二人の考えと参加者の考えをお聞きしました!
早速、紹介していきます!
質問①あなたが考える“成長”とは何ですか?(学生への質問)
〇失敗したことから学び生かしていくこと
〇良いところは伸ばしつつ、弱点を克服する
〇過去に持っていた価値観が今現在と変わっていること
という答えが出ました。
質問②学生のころに不安なことはありましたか?
学生からは、「自分にあった企業がみつかるか不安だ」という
答えが出ました。他に10人ほどの参加者が同じ不安を持っていました。
松本様より
自分にあっている企業とはどんな基準で考えているかな?
学生のうちに自分にあった企業を見つけることは難しい。
就活を始めると最初は不安があるかもしれないけど、2カ月経つと不安は全く感じなくなる!
とのことです。
学生のころに不安だったことは「無い!」そうです。
なぜかというと、
全く根拠のない自信を持っており、学生の時にやっていたアルバイトで、
先輩や社員さんと話し込みコミュニケーションを多くとっていたので、「すぐにでも社会に出たい!」という
ことを思っていたそうです。
質問③社会人になる前・後でのギャップは何でしたか?
湯村さんより
ギャップと言うより、前と後で感じたことは、「打ちのめされた」ことだそうです。
理由としては、学生時代に「無駄な自信があった」からだそうです。
学生時代に飲食店関係のアルバイトをしていて、接客やクレーム対応など人と接することは得意だったそうです。
周りの関係者から「湯村さんすごいですね。あなたが居ないとまわりませんよ」と言われ、
天狗になっていたそうです。
社会人一年目に別の会社に就職したときに営業職に就いたそうなのですが、
学生時代の経験から「しゃべれる」と思っていたのに、実際には「全く相手と会話することができない。」状態だった。
この時に学生の時にやっていたことは何だったのかと言うぐらい、打ちのめされたそうです。
その後自分で「どうしたら良いのか?」と言うことを考え、どのように自分の「価値観を変えるか」と言うことが、
大切だと感じたそうです。
この失敗が今となっては「成長」に大きく結びついている!とのことでした。
松本様より
「ギャップはあって当たり前!」、「自信が無くて当たり前!」なんだから、
自分に対して「自信を持ってほしい!」、「こけずに行ってほしい!」
すると何度も叩きのめされる。しかしそれに挫けずに「次に進んでいく力」を付けてほしい。
これがある人が、「成長していく人である!」とお話をしていただきました。
11月15日の日経新聞に「就職最前線を勝ち抜くために」の記事のご紹介
そこには以下のように書いてあります。
「多くの企業は自ら考え行動する人材を欲しがっている」とあります。
ギャップアは絶対にある。そのギャップに気づいて、その「ギャップを埋めようと努力する人が欲しい」。
自信が無いのも当たり前。それでも自信を持って進んで、叩きのめされても「這い上がる力」を持ってほしい。
これが『自ら考える力』であるということになる。
企業が求める即戦力がある。即戦力は「資格」などのスキルや技術だと考えがちだが実際は違う。
「働くということについて覚悟があるか」ということが即戦力として求められることである。
今までの松本様、湯村様の話しはすべて「働くということについて覚悟があるか」
この一言に集約されるとのことです。
湯村様より(前職のお話)
25歳の時にシステム系の会社に就職し、その会社で感じた壁。
専門学校生の多い職場で、同い年の人が専門学校卒業後20歳から働いていて、
実際に5年間の差がある。
そのため、使いパシリの様にこき使われ、悔しい思いとその時に、
5年間はとてつもなく大きな壁に感じた。
この悔しく大きな壁を超えるためにしたことは、
「この人の上に絶対に行く」という熱い気持ちと、上に上がっていくためにしなければならないことを、
逆算して「スケジュール」を立てた。
スケジュールを立てることにより、どうしたら相手に勝てるようになるかを考えることで、
5年前から働いていた同い年の人を抜き上に立つことが出来た。
それが壁を乗り越えた方法だそうです。
松本様より
「壁」とは、行動しているときには「壁」というものは感じない。
後から考え、振り返ることであれは「壁」だったのだと気付くもの。
一生懸命やっていると「壁」というものには気づかない。
やっているときは気づかない。無我夢中でやっているから。振り返ってみるとあれは壁だったのかと気づく。
成長はあとから気づく。成長はやっているときには感じない。
常に壁は出来る。それを後から振り返ることであれが「壁」だと気付きそれが「成長」にも繋がる。
どんなことをして乗り越えましたかは「夢中」でしかなかった。
「失敗は成功を生む」と言うことはありえない。「成功は成功体験でしか生まれない」
成功した経験が成功を生ませる。成功を積み重ねていくことが大切。「勝ち癖を付けること」
湯村様より
あえて壁をつくることも良いのかもしれない・
例えば、「これは壁だ。これを乗り越えて俺は成長してやる」という気持ちを持つことも一つの手としてある。
ここ一番と言うときに、「自分であえて壁をつくること」も方法。
性格やモチベーションを高く持つことが今の自分には良いと考えることも成長の一つであるかもしれない。
松本様より
面接やその後の社会人として必要な4つの力。
表現は違えどどこの会社でもよく言われていること。
①要点把握力
②表現力
→相手が何を言っているのか。相手の意図を瞬時に掴む力①お客様、市場のニーズを掴むこと
→これをキャッチして、自分の言葉でしっかりと表現すること
コミュニケーション能力として必要なこと
社会人にも必要なこと
③率先行動力
④達成思考→物事を達成しようという思考が必要
一日一回感謝されること
感動させることは非常に難しい。
なので、小さなことでもいいので、友達や両親に感謝されること「ありがとう」と言われる。
ちょっとしたほんの小さな気遣いでいいので、「ありがとう」と言われると就職した後、に必ず、「感動させる」という気持ちがあればいいと思う。
「期待を裏切る」→相手が想像するより上手に行く
知識は居る。明るいことは情報や知識に明るいという言葉もあるように、知識があり自身があるので表情が豊かになる
これも営業職として必要なこと。
質問⑤成長したと感じるとき
同じことを前より短い時間でできた時に成長と感じる。
20年もたてば成長と感じる。
成長しているとは思うが、100点じゃない。
100点を求めていく。これがあることが人間として成長できると思う。
成長をしていると感じない。成長しているのかと不安を持つ前に夢中になる・
石の上にも3年。3年あれば見えてくるものがある。
不安だとかマンネリ化と感じるかもしれないがマンネリ化とは自分の行動であるわけであり、
行動を代えれば変わっていくもの。
性格を変えることは難しいが行動を変えることは簡単。これが成長になる。
学生より
〇裏切ること
〇貪欲であり謙遜している
という答えがあがりました。
湯村様より
〇自分にプレッシャーを与えること
〇壁を乗り越えること
〇人それぞれであり間違いはないので、芯を曲げないこと。
これが湯村さんの考える成長し続ける人材です。
松本様より
プロ意識を持つこと
スポーツ選手にアンケートを実施し多かった回答と言われているもので、
「プロは言い訳をしない」と言う言葉があるそうです。
それは、「コン畜生と言うやり遂げる熱意」そして「行動し結果を出し、成果を上げる」人が
松本様の考える成長し続ける人材です。
成長したのかと言うことは簡単には分からない、こんな不安を持つ前に
「ガムシャラに行動すること」これが大事だそうです!
第2部はざっくばらんに気になることをたくさん質問してもらいました!
松本様は座談会で新聞を読むことの大切さについてお話をされました。
新聞を読むことで「要点把握力」が身に付けられる。
でも最近の学生は新聞を読むことをほとんどしない。
社会人でも電子版などを読んでいるだけで満足している人もいる。
なぜ紙媒体かと言うと、そこには広告が入っており、入れた企業の広告戦略などの
勉強が出来、新しい考えが身につくからだそうです。
そしてこのCANPASS→に参加した学生にはこんなこともおっしゃっていました。
この話を聞いて次の4パターンの人が出てくる。とのことです。
それは・・・、
①この後すぐに買って読む
②明日買って読む
③来週から読み始める
④読まない
だそうです。もちろん③と④は論外です。①と②の人が内定に近い人だとおっしゃっていました。
さあブログを読んだみなさん、あなたはどうしますか?
松本様は他にもこのようなことをおっしゃっていました。
それは、「変化に気づくこと」です。
変化に気づくとは、第六感(=勘)が働くということだそうです。
日常の小さな変化でも構いません。
イアフォンを付けて街中を歩いている人は、イアフォンを外して歩いてみてください。
今まで何も考えずに歩いていたところが、全く違って見えます。
五感を研ぎ澄ませ、小さな変化に気づくことで、第六感が鍛えられ、
「常に何かの変化に気づけるようになる」とのことでした。
そして最後に参加者からの感想です。
〇「行動を変えよう」と本気で思えました。今日、新聞を買って帰ろうと思えたからです。また、聞くだけでなく答えるスタンスはとても勉強になりました。
〇自分はある程度、状況適応能力があると思っていましたが、行動が変えられるかという話から、見直すべき点に気づき、有意義でした。
〇プロ意識が大事だと改めて分かりました。
〇価値観が大きく変わった。やはり学生の考え方と社会人の考え方は違い、まだまだ甘いなと思った。
〇企業の人々のリアルな意見、体験に基づいた言葉が自分の今後の行動に影響力を持つと感じました。
など、多くの声を頂きました。
ブログを読んでくだっさた皆さん、あなたは何に気が付きましたか?